個人事業主でも消費税は請求できる!
この軽貨物業界は、個人事業主の戦力が9割を占める。
何かしら、どこかの会社(水屋)へ所属し、半ば強制的に配車され、マージンや手数料を搾取されている形態が大半である。
私も1年ほど前までは、あまり良いとは言えない環境に属し、仕事を得ていたが、思い切って色々と実験をし、その後の抜本的な環境改善により、現在に至っている。
今日のテーマは消費税。
個人事業主ドライバーの大半は収入が1000万円未満であり、消費税の納税を免除される、いわゆる免税事業者なのである。
それを逆手に取り、
大半の軽貨物運営会社(水屋)は、ドライバーへ消費税を支払ってないのが実態。
内税で報酬に含まれているとかの説明を受け、運営会社は荷主などへちゃっかり消費税を請求している。
しかし、それは大きな誤りである。
ドライバーは消費税の免税を免れているだけで、荷主や運営会社へ消費税を請求する必要がある。
なぜなら、
ドライバーは、車両購入、ガソリン、整備、消耗品、駐車場などなど、あらゆる発生経費で消費税を実際負担しており、売上に消費税を上乗せして請求することは当たり前の話なのである。
しかし、残念ながら、
昨年まで所属したことのあるいくつかの軽貨物運営会社は、マージン+消費税をしっかりと搾取していた。でも、大半のドライバーはその辺りを不審に思うことがない。
要するに何も考えていないのである。だから、ドライバーにも責任はある。
唯一1社のみ、配車マンが会資格保持者で税務に詳しいこともあり、しっかりと消費税を払ってくれていた。
8%は大きい。
今、身を置いている環境では、走った仕事は全て消費税を請求している。
先日も、ある会社へ仕事の相談をした際、消費税について聞いてみた。
「うちは1000万円以上年商があり、消費税を国に納付しているが、1000万円以下のドライバーさんへ消費税を払う必要はない」ときっぱり。
ここの会社は都内でそこそこの規模であり、もはや名前を出したいくらいである。
ただ、ドライバーの質は大変低く、クレームが絶えない話をよく耳にする。
そういった運営会社にはそれなりのドライバーしか集まらないのも納得である。